はじめに

touhoku194rice20161102

我等の日用の糧をこんにち我等に与え給え(主の祈り)

あなたは不思議に思ったことはありませんか? 家庭菜園の話はよく聞くけれど、家庭で米や麦などの穀物を作っていると聞いたことがないのはなぜでしょう?

野菜を自分で作って収穫する人は多いです。でも穀物を自分で作って食べる人はあまり聞きません。

私は2012年に畑を借りて世話し始めました。畑を持つといろいろな作物の栽培に関心が湧いてしまいます。野菜や果樹のほか穀物の栽培も試みました。

そして大事なことに気づきました。野菜や果樹とは違って穀物は栽培して収穫して終わりではなかったのです。

穀物は収穫してから脱穀、殻取り(米ならもみ摺り)、精白、製粉、調理などの「おまけの」工程が付きます。しかもそれらの工程は穀物の種類によりやり方が色々で難しいものも沢山あります。

収穫した米や麦などの穀物は高価で特殊な機械を使わないと食べられるようになりません。しかもそれらの機械は一般の家庭では場所を取ったり音がうるさかったりします。

つまり機械の大半が家庭では使いにくいのです。

穀物を栽培してみたい。でも食べられるまでに持って行くのは普通の人々には無理なのではないか。あなたはそう思ったかもしれません。

しかし、そうかと言って穀物の栽培をすぐ諦めていいのでしょうか?

ちょっと考えてみてください。私たちは米、パンや麺類を普通に買って食べています。それが当たり前と思っています。

しかしそれら穀物を自前で用意できないということは…私たちの主食は他の誰かや何かに「握られている」ことになります。

それが誰か・何かについては私は問いません。しかし例えばもしよその国に食糧を握られたとしたら…我が国の安全はいったい誰が保障できるのでしょうか…

ガス、石油や電気のようなエネルギーにも同様のことが言えます。ただし穀物には違いがあります。

わがままを言わなければ実は普通の家庭の庭や空き地でも栽培して、調理して食べるまでが容易にできるのです。私は実際に数キロの米麦を収穫しておいしく頂いています。

我が国は何十年も食糧の自給率が低いことが問題にされています。でもどこの家庭でも穀物の自給ができると知る人々が増えれば、食の不安はかなり和らぐのではないでしょうか。

とは言えこのように深刻に考えなくても、穀物の自給は楽しいもので日々あらたな発見があって面白いものです。

おうちでできる食糧自給をあなたもやってみませんか。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする