農地を借りるには

(私の小麦畑)

このブログの記事も今日200件になりました。今日は私が農地を借りたことをちょっと振り返ってみます。

農地を借りるまでの経緯はちょっと複雑です。

私はワイン好きが昂じて勤め人を辞めました。留学して葡萄栽培の学位を取りました。

そして移住したい国のワイナリーで働き先を探しました。でも失敗しました。日本から遠い国なので面接に行けなかったのが主な理由でした。

し方がないので国内でも仕事を探し始めました。その時わが国には手つかずの野生葡萄が何種類もある*ことを初めて知りました。それを原料にワインを作れないかと思いました。

* ワインが作れる葡萄が自生しないワインの生産地は意外とたくさんあります(南半球など)。

幸運にも両親が賛同しました。そして農地を探すことになりました。

実家のある町の役場に問い合わせたら家庭菜園の情報しか得られません。呆れて憤慨した両親が父の知人の紹介も得て…6年前に南島原市に農地を借りることができました。

農地を借りる方法や経緯は人それぞれと思います。なので畑を借りるとき大事なことだけを挙げます。

1. 地域にこだわらない

市町村によって農地の借りやすさは大きく異なります。

例えば南島原市の隣の雲仙市では区画整理が進んでいました。そのため今は分かりませんが空いた農地が探せませんでした。

2. 借りる目的を明確にする

農地を借りてどんなことを具体的にしたいか。それが実現すれば地方自治体にどんなメリットがあるかを説明できるのが絶対よいです。

3. 土地よりも人を選ぶ

先月の記事に書きましたがいちばん避けたいトラブルは人とのトラブルです。どんなに良い農地の物件があっても貸主に問題がありそうだったら諦めた方が良いです。

4. 農業委員会には協力的に

農地が借りられるかは農業委員会(のスタッフ)次第です。これを知って最初は不自由に見えました。

しかし先方も問題あるような人や法人には農地を貸せません。

農地は所有者の何代も前の先祖の親戚が名義だったりします。つまりすぐ貸す準備ができていない土地がけっこう多いです。

これ自体は確かに問題と思います。しかし容易に農地が借りられれば深刻な問題が起こり得ます。

例えばある企業がある寂れた市町村の農地をまとめて借りたとします。ところが農業をやってもし採算が採れなければすぐ撤退します。

荒れ果てた農地だけが残ってしまいます。町もますます衰退するでしょう。

ですから農業委員会には協力的でいるべきです。農地が借りられなかったらそれは縁が無かったということです。縁は大事にすべきです。

ちなみに農地を最初に持ったり借りたりするときは合計の面積が5000平方メートル以上でなければなりません。一人で農機なしだと広すぎますね…

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