おかぼ栽培のすすめ

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日本人の主食といえば一応お米です。なので「おうちで穀物自給」するなら米はやはり外せません。

米と言うとあなたは水田を連想するのではないでしょうか。しかし田んぼで育てる稲(水稲)はこのブログでは触れません。普通の家庭には田んぼ(沼地?)は無いからです。

代りに稲には畑で栽培できる「おかぼ(陸稲)」もあります。もちろん庭でも作れます。

残念ながら今わが国で人気の米はほとんどが水稲です。なのでおうちで米作りをしたい方は人気の米は諦めなければなりません。そのうえ種が入手しやすい陸稲の品種は限られます(詳しくは後で)。

それでも私はおかぼの栽培をお勧めします。なぜなら陸稲の方が水稲よりもずっと栽培しやすいからです。

まず病虫害に強いです。陸稲はほとんど病害や食害がありません。あまり日当たりの良くない葉がバッタに喰われるくらいです。

雑草にも強いです。ただし芽生えたばかりの苗は雑草に弱いです。なので苗床に種を蒔いて苗を植え付けます。梅雨の間に苗は急成長して雑草を圧倒します。

傾斜地でも作れる。これは想像しやすいですね。

そのほか色んな虫の住み家になります。生き物の種類が増えると畑の状態は安定します。

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ウスバキトンボが夜に留まって休む場所にもなります。

それに畑で穫れたものをもし毎日食べるとしたら芋やカボチャよりお米がやはりいいでしょう?

ただ残念ながらネットなどで入手できる陸稲の品種はとても少ないです。
国内で入手しやすい品種は

  • もち種
    • 農林1号
    • トヨハタモチ
    • ユメノハタモチ
    • ひたちはたもち

(日本人の舌には)おいしい品種が結構あるようです。

  • うるち種
    • 農林24号
    • イセヒカリ。本来は水稲ですが陸稲として育ちます。日照りにも強いです。でも私の畑では若い実をカメムシにたかられてほとんど全滅しました。

あとハッピーヒルという品種も選べるようです。

海外でも手に入れられる品種が少ないです。

  • ブルーボネット(Blue Bonnet)。私が栽培して主食にしている米国原産の熱帯ジャポニカ種。
  • カロライナゴールド(Carolina Gold)。米国の在来種。水稲ですが陸稲として栽培できた例があります。
  • Duborskian (ドゥボースキアン?)。ロシア原産の寒さに強いおかぼ。たぶん温帯ジャポニカ種。海外のウェブサイトによると美味だそうです。

(2017/6/29追記) 種籾は台湾、朝鮮半島以外からは籾で輸入できません。ご注意ください。

私は来年いろんな陸稲の品種を畑で育てる予定です。そして陸稲に関する情報をこのブログからどんどん発信します。

(2017/6/29追記)

研究、教育または育種の目的でなら農業生物資源ジーンバンクから種籾の入手が可能です。

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コメント

  1. taku より:

    ケップルス様
    興味深く拝見しました。
    私も山梨にて耕作放棄地を借り昨年から土をいじり始めた前期高齢者です。最初はカヤ、セイタカなどがびっしりとはびこり地下茎には鍬、管理機も歯が立たない状態で開墾をあきらめかけました。それでもと葡萄、梨、そば、麦、野菜を植えました。野菜は大変美味しくいただくことが出来ました。当初は自然農法、不耕起ってなんだといったレベルでしたが自分の口に入れる物は農薬、化学肥料は使いたくないなと、もっとも労力、コスト、面倒を避けたいが本音ですが。
    今年は貴兄の記事に触発され陸稲(トヨハタモチ、農林24号)を500gほどずつ直播種しました。今後が楽しみです。
    少々不謹慎ながら私のささやかな農園にNEAS.Farm(Natural,Eco,About,Simple)と名づけました。
    記事、楽しみにしております。