美味しいおかぼの探し方

戦捷(せんしょう)おかぼ。

(普通の)日本人の舌に合った粳(うるち)陸稲の品種が無いのは問題といつも思います。

おかぼが美味しいと言う人は見たことも聞いたこともありません。

ところが糯(もち)陸稲では(日本人にとって)食味の良い品種がいくつかあります(「ゆめのはたもち」など)。それを考えると粳おかぼにも美味しい品種があっても良さそうです。

無いなら育種…と言いたい所です。でも私の好みはインディカ米のようなパサッとした米です。私が育種するなら畑で穫れるバスマティのような陸稲です(バスマティは水稲です)。

もし私が畑でおいしい内地米を作って食べたいと思ったら…育種の他にやりたいことが2つあります。

一つは美味しい水稲を陸稲として栽培してみることです。畑を耕さない不耕起栽培が有利です。日照りでも土から水気が抜けにくいですから。

品種の候補には株が大きくなるものを選びます。植物は地上部と地下部の量が等しいそうです。株がでかいなら根も深く繁るはずです。畑での栽培に有利です。

私は昨年イセヒカリを畑で栽培しました。コシヒカリの突然変異といわれる美味しい米だそうです。

夏に40日以上の日照りがありました。でも株はまったく元気でした。水やりは皆無です。

残念ながら穂をカメムシにたかられて収穫はありませんでした。でも地域によっては収穫できるのではないでしょうか。

もう一つは戦前の古い品種を栽培することです。

亀の尾、亀治(かめじ)、愛国はかつて広く栽培された米です。農業生物資源ジーンバンクによると、これらの品種には何と陸稲もあります。

亀の尾はコシヒカリやササニシキなどの今の品種の先祖です。亀治はアミロース含量が17.9〜18.9%とわずかに低めです。今の米に少し味が近いかもしれません。

これら戦前の稲は背が高いので不耕起栽培に好都合でしょう。化学肥料を遣ると倒伏するので使えません。

私たちの先人はどんなお米を食べていたのでしょうか。種籾が手に入れば来年ぜひ育ててみたいです。

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コメント

  1. Guu より:

    こんにちはーー

    水稲で陸稲ですか。

    実は去年やって大成功しました
    ミルキークイーン系譜のミルキープリンセスですが、過去に食べた全てのお米の中で一番旨かったです。

    但しミルキープリンセスの水稲は食べたことが無いので、品種によるものか、栽培方法によるものかは判りません

    当地は去年は雨ばかりでしたからね。陸稲には有利だったと思います

    • ceprus より:

      Guuさんこんばんは。
      私の好みの対極の低アミロース米ですか!
      しかも短稈で肥沃地向けの品種…これまた私の農法の対極です。びっくりです。

      私も1品種だけもちもちのお米(緑米)の苗を作っています。
      もし収穫まで行ければ貴重な知見が得られます。
      色んな品種の米が畑で穫れればいいですね。