石灰窒素を撒きました

11月3日にしては珍しく島原は午後から曇りました。晴れやすい日なのですが。

葡萄畑の麦を栽培したい区画で石灰窒素を撒きました。私がいちばん好きな化学肥料です。最初に製造された化学肥料です。農薬でもあります。

メーカーは色々あります。私が購入した商品はドイツのメーカーでしょうか。キャラクターが何だか漫画「進撃の巨人」に出て来そうでちょっと怖いです。

ムギ栽培の予定地ではあらかじめナイロンコードの草刈り機で雑草をミンチにしました。その残骸を石灰窒素で朽ちさせながら肥料分を与えます。

石灰窒素の石灰分は酸性土壌を(少しであっても)中和します。カルシウムを増やして土壌をしっかりさせます。大雨でもぬかるまなくなります。作物が育てやすくなります。

石灰窒素を撒くとシアナミドが生じます。これは一種の毒物です。除草したり害虫の防除ができます。シアナミドは数日のうちに分解されて尿素、アンモニアなどの窒素肥料になります。

シアナミドは天然にも存在します。ナヨクサフジ(ヘアリーベッチ)はシアナミドを作って他の雑草を抑えます。

化学物質としてのシアナミドは葡萄栽培の教科書で知りました。葡萄の木の発芽を促進させるそうです。

ぶどうの木は冬が暖かすぎると芽吹くのが遅れます。芽の休眠を打破するためにシアナミドが使われるそうです。

さいしょ本で読んだときは何故このような「けったい」な薬物を使うのか理解に苦しみました。しかしワイン農家が葡萄畑に石灰窒素を撒いたら樹が芽吹いたのだと推測されます。

このように石灰窒素は作物、土壌や病虫害に対して絶妙な働きをします。成分は単純です。なのに化学肥料であり農薬でもあります。下肥と違い(化学肥料なので)寄生虫の心配がありません。私のお気に入りの化学肥料です。

刺激臭があります。でもかえって注意深く使います。

唯一の欠点は撒いた日にはお酒が飲めないことです。中毒するからです。

私はこのブログ化学肥料が使えないと書いたことがあります。でも実際はけっこう使っています。どうしてでしょう? 肥料の選び方や使い方を知るのは楽しいですよ。

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